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腰痛

腰痛でお悩みの方へ

年齢や性別を問わず、非常に多くの方を悩ませている「腰痛」
厚生労働省の調査では、男性が1位、女性が肩こりについで2位に身体の悩みとして腰痛を挙げているようです。

残念ながら、腰痛の多くは医療機関ではっきりとした原因がわかりません。
しかし、運動不足姿勢の悪さなど生活習慣の影響がおもに考えられているため、施術や自身でのケアによって改善していくことは十分に可能です。
腰痛のメカニズムを知って、適切な対処を行なっていきましょう。

ここでは、腰痛の考えられる原因(日常生活によるもの、病気によるもの)と接骨院の施術方法、セルフケアの方法を詳しくご紹介しています。

目次

こんなお悩みはありませんか?

  • 腰の痛みが長年続いている
  • 検査を受けても腰痛の原因が分からない
  • 腰痛とともにお尻や太ももがしびれる
  • デスクワークが続くと腰の筋肉が張る
  • 腰の痛みでスムーズに起き上がれない
  • 腰に負担をかけているため腰痛が不安

腰痛とは?腰痛の症状と原因

腰痛になってしまうおもな原因

腰痛とは

腰痛は、腰まわりに痛みや炎症が生じた状態をいいます。
痛みの期間によって、発症から4週間未満の「急性腰痛」発症から4週間以上3ヶ月未満の「亜急性腰痛」発症から3ヶ月以上の「慢性腰痛」の3つに分類されています。

 

腰の構造・役割

基本的に腰部というと、背中側の肋骨下からお尻にかけてを指します。
日常動作の起点となる部位で、腰椎(背骨の腰部分)が動くことにより「前かがみになる」「後ろに反らせる」「ひねる」といった動作が可能になっています。
また腰は、立っているとき、座っているときにかかわらず常に身体を支えているため、負担が蓄積して痛みが出やすい箇所といえます。

 

腰痛の原因

医療機関に腰痛で来院される方の多くは原因不明の「非特異的腰痛」だと判断されています。
それはつまり、大部分は「医療機関では改善方法が分からない腰痛」であるということです。

メカニズムは明確ではありませんが、非特異的腰痛のおもな原因には「筋肉疲労」が考えられています。
筋肉に疲労がたまると、柔軟性が低下していきます。
それにより血行が悪化し、腰部に老廃物が溜まることで、痛みや張り感などにつながってしまうのです。

また、疲労で硬くなった腰まわりの組織(筋肉、靭帯)が微細な損傷を起こし、炎症につながる場合もあります。
日常生活で腰部に疲労を溜めるのは、次の要因が挙げられます。

・不良姿勢(猫背、反り腰)
・長時間の同一姿勢
・運動不足
・前屈や回旋動作の繰り返し
など

医療機関で原因が分からない腰痛の場合は、接骨院の施術やセルフケアが有効です。
※医療機関で異常がみつかる特異的腰痛も、施術や日常のケアで改善を目指せる場合があります。

類似症状のある隠れた病気について

腰痛をもたらす病気には、例えば次のものが挙げられます。

 

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板に亀裂が入り、中から飛び出したやわらかい組織(髄核)によって周辺の神経を圧迫、刺激した状態を椎間板ヘルニアといいます。
椎間板とは、椎骨と椎骨の間にあるクッション状の組織のことで、加齢長時間の座位肉体労働(重たいものを持ち上げる)などで負担がかかりやすくなっています。
神経が圧迫されることで、腰痛とともに下肢の痛みしびれ(坐骨神経痛)につながる場合があります。

 

腰椎椎間関節症

椎骨と椎骨が作る関節「椎間関節」に炎症が起きた状態になります。
加齢やスポーツ・肉体労働による急な負荷不良姿勢などがおもな原因に挙げられます。
突然の強い腰痛を生じる場合があり、椎間板ヘルニアの急性期とともに「ぎっくり腰」の原因の一つに考えられています。

 

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管(背骨の中にあるトンネル)が狭くなることで、周辺の神経を圧迫、刺激する病気になります。
腰の板みに加え、坐骨神経痛間欠性跛行をともなう場合があります。
間欠性跛行とは、しばらく歩くと坐骨神経痛の症状が生じ、座ってしばらく休むと症状が落ち着く状態を指します。

 

腰椎分離症/すべり症

腰椎が前後で二つに分離した状態を「腰椎分離症」、前方に移動した(すべった)状態を「すべり症」と呼びます。
過度なスポーツによる疲労骨折や、加齢にともなう脊柱の変性などがおもな原因に挙げられます。
腰痛とともに、 間欠性跛行坐骨神経痛をともなう場合があります。

その他、内臓の病気や脊椎まわりの腫瘍による腰痛もあります。
安静にしても痛みが変わらなかったり、何か身体の異常(強いしびれ、排尿障害、発熱など)がみられたり場合は、早めに医療機関にご相談ください。

腰痛の施術法と施術期間・施術過程

腰痛のおもな施術法

カウンセリングによって腰痛の原因をできる限り見極めて、施術を行います。

 

筋肉の緊張緩和

手技によって、腰痛の原因と考えられる筋肉の緊張をほぐします。
筋緊張が緩和することで血行が回復し、腰部に溜まった発痛物質の排出が促されていきます。

 

姿勢、骨盤矯正

身体のゆがみ不良姿勢から腰部に負担をかけている方には、骨盤矯正を加える場合があります。
ボキボキと関節を鳴らすような施術は行っておらず、もみほぐしやツボ刺激によって筋肉の緊張をゆるめることで、骨格が本来の位置に戻れるようにアプローチしています。

 

運動のアドバイス

当院では、腰痛の改善には「自身でのアクティブケア」が必須だと考えています。
施術による痛みの緩和はもちろんのこと、日常で行える運動の方法もアドバイスして実践してもらっています。
自身でも運動を継続していただき、自己治癒力を高めていくことで腰痛の根本改善が期待できます。

 

ボディケア

手技療法によって筋肉・筋膜の緊張をゆるめ、身体のバランスを整えていきます。
痛みやこりなどがある箇所に限らず、全身の緊張をほぐしていくことが特徴です。
筋肉をもみほぐすことにより、硬くなっていた筋肉の緊張がやわらぎ、筋収縮力関節可動域の回復や老廃物の排出が期待できます。

 

電気療法

もともと人体には「生体電流」と呼ばれる微弱な電流が流れており、外部からの電気刺激に反応しやすい特性があります。
その性質をうまく活用して、電気療法では外部から電気的な刺激を加えることで筋肉をほぐし、血流を促進していきます。
筋肉のもみほぐしや血流改善のほかに、患部の鎮痛効果や、筋力トレーニングの効果も期待できます。

 

骨盤矯正

立った状態でウエストの高さ、お尻の高さの違い、骨盤・腸骨片側だけの巻き込みなどの検査をしてから施術を行います。
そして個々にあったツボに刺激を与えるようにアプローチすることで、ゆがみを正していきます。
あわせて内蔵器官の働きも回復させながら、身体を調整していくことが特徴です。

腰痛の施術期間・施術過程

数度の施術でも「腰の痛みが軽くなった」「身体を動かしやすくなった」と効果を実感していただけると思います。
しかし、日常生活で時間をかけて腰を痛めていますので、最初はどうしても状態が戻りやすくなっています。
自己治癒力を高めるためには、継続した施術と運動が必要です。

個人差はありますが、状態が安定するまでには2〜3か月(もしくはそれ以上)かかるとお考えください。
慢性化させるほど施術期間が延びる可能性がありますので、腰痛が気になる方は早めに整骨院にご相談ください。

腰痛になってしまった際の
注意点と対処法

急性期

冷やす

痛みや熱感が強く出ている際は、氷水を当てて冷却しましょう。
炎症を抑えられるほか、アイシングによって痛みの軽減を図れます。

 

安静にする

急性期は痛みが出る動作はなるべく避けましょう。
しかし、安静のしすぎは治癒力を低下させてしまうため、2.3日を目安になるべく通常の日常生活を送るようにしてください。
「痛みが変わらない」「悪化する」などありましたら、一度医療機関にご相談ください。

慢性期

温める

一定期間続く腰痛であれば、温めることで痛みの緩和を図れます。
「蒸しタオルやホットパックを腰まわりに当てる」「ゆっくり湯船に浸かる」といった方法が挙げられます。

 

ストレッチ

お風呂上がり運動後にストレッチを行いましょう。
腰痛に対しては、腰部を中心に股関節や太ももの筋肉をゆっくり伸ばすようにしてください。

腰痛にならないための
予防法と身体のケア方法

腰痛のおもな予防法

腰痛を起こさないようにするには、次に挙げる予防法が有効といわれています。

運動をする

腰痛の改善・予防には、積極的に身体を動かす「アクティグケア」が必須だと考えています。
ウォーキングをはじめ、ヨガやストレッチ、体操など適度な運動を習慣にすることをおすすめします。

身体を動かすことで筋肉の緊張を緩和できるほか、ストレスの軽減にもつながります。
また、腰部への負担を軽減するためにも、腹筋や背筋など体幹のトレーニングも意識的に取り入れましょう。

生活環境の見直し

アクティブケアは、運動とともに生活環境の改善も含めて考えることができます。
正しい姿勢を維持するために、デスクワーク環境(机、椅子の高さ)を見直したり、栄養バランスが偏っていないか普段の食事をチェックしたりしてみましょう。
また、睡眠中に痛めた組織が修復されていくため、睡眠時間をしっかり確保することも大切です。

腰痛に関するQ&A

腰痛の原因は何ですか?

多くの腰痛が原因不明といわれています。
またヘルニアや狭窄症など、脊柱の病気による腰痛も中にはあります。

腰痛に対してどのような施術を行っていますか?

手技を行いますが、当院では患者様自身に動いてもらうことをメインに、腰痛の改善を目指しています。

腰痛の施術に保険は使えますか?

痛めた日時や原因がはっきりしている痛みには、保険を使える場合があります。

腰痛の施術は痛くありませんか?

痛みを感じると身体が緊張してしまうため、刺激の弱い施術を行っています。

腰痛はどれくらいで改善しますか?

身体のゆがみや年齢、生活習慣などによって個人差が大きくなっています。
一度状態を確認させてください。

腰痛は温めたほうがいいいですか?

慢性的な痛みは、温めたほうがよいといわれています。
しかし、急性の痛みは冷やしたほうがよい場合もあります。

腰痛は医療機関に行ったほうがいいですか?

強い痛みや下肢のしびれ、その他気になる点がありましたら、一度医療機関で検査を受けてみましょう。

施術だけで腰痛はよくなりますか?

根本的な改善を目指すには、運動やストレッチなど、患者様自身にもケアしていただく必要があります。

腰痛に効くストレッチは教えてもらえますか?

はい。
施術とあわせて、必要なストレッチの方法もアドバイスしています。

腰の違和感程度でも接骨院に行っていいですか?

はい。早めに対応するほうが、早期改善を目指すことができます。

著者 Writer

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風間 淳
所有資格:柔道整復師免許
所属:池添研修会
生年月日:昭和47年4月26日
血液型:B型
出身:新潟県
趣味:映画、サッカー観戦、動物観察
経歴
平成6年4月 日体柔整専門学校 卒業
平成4年〜平成10年 東京都足立区
名倉堂大師接骨院・整体院 勤務(研修も含む)
平成10年〜平成12年 大田区 福島接骨院 勤務
平成12年 銀座第一整骨院 院長就任

得意な施術:骨盤矯正、猫背矯正
骨折脱臼などの急性症状だけではなく、肩こり腰痛などの慢性症状まで取り扱っています。
身体のゆがみでお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

皆様に身体の痛みや悩みを解消し快適な生活を送っていただきたいという想いで日々施術しています。
どんな小さなお悩みでもどうぞお気軽にご相談ください。

患者様へのメッセージ:
身体のお悩み、なんでもご相談ください。
どのような症状・お悩みであっても最後まで通うことが大切です。

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