ボディケア

ボディケアとは、手技療法によって筋肉・筋膜の緊張をゆるめ、身体のバランスを整えていく施術になります。

手技療法とは

手技療法は、施術者の手によって行われる施術になります。
もむ、さする、押す、叩くといった刺激を加えることで、身体が本来持っている自然治癒力を高めていきます。

当院の行うボディケアでは、痛みやこりなどがある箇所に限らず、全身の緊張をほぐしていくことが特徴です。

 

ボディケアの身体に及ぼす作用

・筋肉の緊張緩和

筋肉をもみほぐすことにより、硬くなっていた筋肉の緊張がやわらいでいきます。
筋肉・筋膜の柔軟性が向上するため、筋収縮力や関節可動域の回復が期待できます。

・血流の改善

もみほぐしの刺激で血管が拡張し、血の巡りが良くなります。
酸素や栄養素が全身に運搬されやすくなるうえ、身体に溜まった老廃物の排出も促進されていきます。

・姿勢の改善

施術によって、骨格を引っ張っていた筋肉の緊張がほぐれていきます。
骨格が本来の位置に戻るため、猫背や反り腰といった不良姿勢の改善が期待できます。
また、姿勢が良くなると関節や筋肉にかかる負担が軽減しますので、痛みやこりの症状が戻りづらくなります。

・自律神経の調整

もみほぐしによるリラックス作用で、副交感神経の働きが高まります。
自律神経のバランスが整うため、ストレスや疲労感の軽減が期待できます。

 

肩こり、腰痛

手技によるもみほぐしで首や肩、腰まわりの筋緊張が緩和します。
また、血行が良くなることで、痛みやこり感を引き起こす老廃物が排出されやすくなり、肩こりや腰痛といった慢性症状の改善が期待できます。

ボディケアでは全身のバランスを調整し、姿勢も改善されるため、患部だけへの施術に比べて症状が戻りづらくなっています。

 

関節の痛み

筋肉の緊張がゆるむことで、関節にかかる負担が軽減します。
また、関節周辺の組織への血行も回復しますので、肘や膝、股関節など、関節の痛みの緩和が期待できます。

 

急性の痛み（寝違え、ぎっくり腰）

血行を促すことで、痛めた組織への酸素や栄養の供給量が増加します。
あわせて周辺の緊張をゆるめておくことで、筋肉のこわばりから起こる可動域の制限が改善しやすくなります。

 

手や足のしびれ（坐骨神経痛）

施術によって、神経を圧迫していた筋肉の緊張が緩和していきます。
また、血流が良くなることで、酸素や栄養がきちんと神経に運搬されるようになるため、手足のしびれや神経痛の改善が期待できます。

 

四十肩、五十肩（身体の動かしにくさ）

炎症の影響で組織が癒着を起こし、腕を動かしにくくなる場合があります。
ボディケアで肩や腕まわりに起きた癒着をほぐすことにより、四十肩・五十肩後の関節拘縮の改善が期待できます。
その他、運動不足やケガなどの影響で身体が硬くなった方にも、ボディケアは有効です。

 

むくみ

代謝が向上し、身体に溜まった余計な水分や老廃物の排出が促進されるため、手や足のむくみが取れやすくなります。

 

不眠（自律神経失調症）

リラックス作用で自律神経のバランスが整うため、交感神経（活動モード）から副交感神経（休息モード）にスムーズに切り替わりやすくなります。
その他、めまいやイライラ、疲労感など、自律神経の乱れからくる不調の改善も期待できます。

 

痛みを感じる場合がある

リラックスした状態で受けていただけるよう、基本的にはソフトな刺激で施術を行っています。
しかし、深部の筋肉をほぐす際には、痛みをともなう可能性があります。
強さは調整しますので、痛みや不快感などありましたら、お気軽にお申し付けください。

 

施術後の好転反応

血行が急に良くなることで、湯上がりのような重だるさを感じる場合があります。
また、溜まっていた発痛物質が流れるため、施術後に軽い痛みや違和感を覚える可能性もあります。

それらの症状は、身体が良くなろうとする「好転反応」になりますので、ご安心ください。
※施術を続けていると、出にくくなります。

いわゆる「もみかえし」のような症状は出ないように施術していますが、完全に防げるものではない点はご了承ください。

 

ボディケアを受けられない方

ケガの急性期や体調不良がある方は、施術をお断りする場合があります。
体調に不安のある方は、施術の前に当院か医療機関に一度ご相談ください。

 

継続する必要がある

一度の施術でも、効果を実感していただけると思います。
しかし、日々の積み重ねで筋肉が硬くなり、身体のバランスが崩れていますので、最初はどうしても元に戻りやすくなっています。

良い状態をキープするには、継続した施術が必要です。
週1〜2回の施術を、最低でも2〜3か月ほど続けていただくことをおすすめしています。