炎症が長引いている場合
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打撲、捻挫、挫傷、急性腰痛などでは、受傷後の24時間~48時間を急性期と呼び、少なくとも患部には炎症が起こります。
「急性期は冷やす!」というのが現代医学の常識ですが、冷却を継続しても治りが遅い場合があります。
なぜでしょうか?
例えば足首などは、日常的に使用頻度が高く、常に自重によって負担を強いられているため、治りが遅いでしょう。
しかし、食べ物によっても炎症が長期化する可能性があることをご存知でしょうか?
動物の肉には、アラキドン酸という必須脂肪酸が多く含まれており、これが人体の炎症を助長するのです。
魚であっても、サケなどは豚肉・牛肉などよりも多量のアラキドン酸が含まれており、炎症期にこうした食物を摂取することで炎症が長引き、完治が遅れることは否定できません。
他にも、化学調味料や、添加物の多い食べ物も、ヒスタミンという物質を介して炎症を長期化させます。
急性期にマクド◯ルド等を食べていると、治りが遅いということです。
また、生体の防御機構の多くが腸に集まっているということも知っておいて下さい。
よく噛んで食べないと、腸に負担がかかり、免疫が落ちかねません。
要約すると、炎症期は「肉を食べない」「よく噛んで食べる」「ジャンクを避ける」ということです。
我々治療家は、患者さんの体を治すことは絶対にできません。
完治をもたらすのは、あくまでも自分自身の治癒力だということを頭の片隅に残して頂ければと思います。
スタッフ 半澤